治療内容のご案内

お産の取り扱い

当院では昭和44年の開院以来、医療訴訟は1件も起こっておりません。当院で出生した赤ちゃんがお母さまやお父さまとなって、多くの新しい命が誕生しています。

当院の分娩に対する考え方について述べさせて頂きます。
分娩は病気ではありません。自然に経過する分娩が最善のものであり、なるべく処置を加えない事が産科医のスタンスとして大切なものと考えています。また、医学の発達により、ほとんどの場合で母児ともに安全に分娩を終了させる事ができるようになりました。時にはそのために吸引分娩、鉗子分娩、帝王切開などが必要となる事もあります。『何もしないで放置して』処置を加えない事と、『きちんと管理しながら』処置を加えない事とは意味が異なります。

妊娠・分娩では、正常に経過していても、突発的に予期せぬ変化が起こる事があります。その変化がどなたに起こるかを、あらかじめ知る完璧な方法はありません。適切な処理によってお母さまと赤ちゃんの安全が確保されます。私どもは安全な分娩のために修練を積んで、必要な処置を適切かつ迅速にとる事を学んでいます。

当院では必要に応じ会陰切開を行っております。その理由は、膣壁の伸びが十分でないために、分娩の時に膣が裂けることを防止します。括約筋が裂けると膣口が広がったり、便失禁の原因となります。また、将来子宮脱や尿失禁が生じて困ったりします。縫合には自然に溶ける糸を用いて、可能な限り傷がきれいになるように努めています。

当院では硬膜外麻酔などによる無痛分娩は行っていません。陣痛というものは生理的なものであり、母体にとって無意味なものではありません。無痛分娩を行うと、産科的処置の頻度が上昇し、母児の合併症の発生が上昇する事が知られています。

当院では家庭的な雰囲気の中での、無理をしない分娩を心がけています。入院予約金は必要ありません。

当院の助産師、看護師など皆、出産の経験者です。安心していろいろとご質問ください。

病室は1人部屋と2人部屋ですので静かにお休みになれます。

希望の方はご主人様の立会い分娩が可能です。

赤ちゃんは、昼間は母児同室、夜間はお母さまがゆっくり休めるように、新生児室でお預かりします。1人部屋で夜も母児同室を希望される方は対応いたします。

分娩後は、久しぶりにのんびりできる時間を大切にし、過密な産後指導スケジュールはありません。

正常なお産の場合、御出産なさった日を0日とし4日目に御退院となります。

帝王切開の場合、手術した日を0日とし7日目に御退院となります。

母乳は赤ちゃんにとって最も大切な栄養源ですが、お母さまを追い詰めるような極端な母乳絶対主義に基づく指導は行っておりません。

当院では、お受けできる分娩数に限りがあります。
当院で分娩を希望なさる方は、なるべく早く受付に申告してください。 分娩予約数を終了すると分娩をお受けすることができないこともありますので、予めご承知ください。

特別な事情を除き、分娩予約を後にキャンセルすることは、他の患者様に御迷惑がかかるため御容赦ください。

緊急時は、神奈川県の母児救急システムを利用し、横浜市大病院、聖マリアンナ医大病院、昭和大学藤が丘病院などへ責任をもって搬送しています。

なお、39歳以上で初産婦の患者様、41歳以上で経産婦の患者様の分娩は、ハイリスク妊娠のため当院ではお取り扱いしておりませんので、予め御了承下さい。